第1回 緊張の初マカオそして初カジノ。参戦記というより観戦記？
■旅の全期間 2001年2月2日～4月6日
■旅程 東京→（新幹線）神戸
→天津→北京→上海→南京→広州→香港→マカオ→
広州→南寧→昆明→ジンホン→ラオス北部→タイ北部→バンコク
→成田
■マカオ滞在 2001年2月27日～2月29日 2泊3日
天津からバンコクに陸路で旅をしている途中に立ち寄ったマカオ。これが初マカオで初カジノだった為、本格的にプレイするというより、慣れるために人のプレイを見ている
ことの方が多かったような気がする。実際賭けた金額も日本円で3000円程だった。カジノ参戦記というより観戦記といった内容です。
２月２７日
陸路で天津から北京、上海を経て5日間滞在した香港を離れマカオに向かう為ジェットフェリーのターミナルに行く。
チケットカウンターの女性従業員とのやり取りになんの手違いがあったのか知らないが、
この女性従業員が出発わずか5分前のフェーリーのチケットを発券してしまった為に大急ぎで出国手続きを済ませ、かなり遠い距離にあるフェリー乗り場まで走っていく羽目になった。一時間に10便以上あるのにもかかわらず
なぜわざわざこんなギリギリの便のチケットを発券するのか全く理解できない。おかげで走ってる途中にはフェリー会社の従業員とおぼしき人物に「go! go! 」と思いっきりせかされるわ、息は切れるわで最悪だった。そんなこんなでジェットフェリーでマカオに移動。約45分でマカオ着。
フェリーターミナルからタクシーに乗る。初マカオなので緊張する。タクシーの運転手は顔に傷があり。かなりの悪人顔。一言も喋らない。行く先を告げた途端無言で発車する。
10分程で宿に着く。料金は10ﾊﾟﾀｶ。運転手の見た目からして法外な料金を請求されそうだったがそれは杞憂だった。
宿は新中央酒店 １泊１５０パタカ。セナド広場隣のホテルだ。
ホテルにチェックイン後、カジノをする為リスボアホテルに向かう。東洋一のカジノとよばれるリスボアホテルのカジノは凄まじい人でごったがえしていた。かなり長い時間他の人間のプレイを見てから自分で実際金を賭けてルーレットをプレイすることにした。おそるおそる赤の所に５０パタカを置いてみた。置くと同時にディーラーのオヤジに「そこの最低ベット額は200香港ドルだよ」と不機嫌そうに言われた。仕方なく懐から200香港ドルを取り出し赤にベットする。
はじめてのルーレットなので様子見で小額を賭けようと思っていたのに半ば無理やり200香港ドル（当時3千円）という大金を賭けさせられたので心臓はバクバク鳴ってる。
日本にいる時は、競馬などで平気で1日5万円とか負けていたが、この時はあくまでも長期旅行の真っ只中であり、帰りの航空チケットも持っていない状態であり、賭けた３千円もこの時の自分にとっては大金だったのである。
ディーラーが玉を入れてルーレットが回る。結果は黒だった。一回の勝負だったが満足したような気分になりホテルを出る。「これがカジノか。もうやる事もないだろうな」その時はそんな冷めた気分だった。
まさか後々本格的にカジノに嵌ってしまうとはこの時には想像もできなかったのである。後のカジノ戦士（またの名をカジノ中毒者）の誕生の瞬間であった。
夜はセナド広場を散歩、ヨーロッパぽい雰囲気が漂っていた。
ホテルに戻るとロビーに3人組みの娼婦がいた。このホテルは売春宿のようである。私がエレベータに乗ると彼女たちも一緒に乗り込んできた。一晩200ﾊﾟﾀｶだという。そんな気はないので断る。3人のうち1人がやけにしつこかった。目を見たら
氷のように冷たい目をしていた。彼女の目を見ているとなぜか寒気がした。部屋に戻ると疲れが溜まってたのかすぐに眠りについた。
２月２８日
ホテルのフロントの親父にマカオ競馬は開催中かどうかを尋ねるが、開催しているかどうかを聞いているにもかかわらず「そーやな○番のバスに乗っていけばいいんちゃうか」とか「歩いていくのはちょっと無理があるで兄ちゃん」みたいなチグハグな答えしか返ってこなかったため、
開催しているかどうか不安だったがとりあえず競馬場に行くことに。だが、案の定マカオ競馬は非開催日だった。しょうがないのでドッグレース場に行ってみるとこれもやってなかった。（前日やらないって言いながらギャンブルやる気満々だね）仕方ないのでオリエンタルホテルのカジノ場を見学して（見学だけ）観音像見てその辺の食堂でハムエッグ定食を食ってホテルに戻る。
２月２９日
中国とマカオの国境を陸路で越え、中国側珠海からバスで広州に戻る。
※この旅全体の旅行記はありません。マカオ滞在中の記録のみとなります。