第2回 インチキ水上カジノで瞬時に大敗
■旅の全期間 2003年2月19日~6月1日
■旅程 成田→香港→マカオ→広州→昆明→大理→河口→ベトナム横断→カンボジア横断→
バンコク→ラオス周遊2週間→バンコク→マレー半島縦断→シンガポール→バンコク→成田
■マカオ滞在 2003年2月21日~2月23日 2泊3日
■通貨 1香港ドル=1パタカ=約15円
2001年のマカオ初参戦から2年後、カジノのあの感触が忘れられずまたマカオにやって来た。今度は本格的にプレイするつもりだ。
2月21日
2年ぶりのマカオ。やはりマカオはいつ来ても活気がある。宿は2年前と同じ新中央酒店。値上げをしていて一泊180パタカになっていた。宿につくなり荷物を置いて
リスボアホテルでプレイをはじめる。今回は大小をプレイすることにした。ミニマムベッドは200香港ドル。前回と違いカジノで使う資金もある程度用意してきている。
とはいっても長旅の途中なので5万円程だ。
大小はサイコロを3つ振って3つのサイコロの合計の数で大か小が決まる単純なゲームである。3つともぞろ目だと親の総取りとなる。
テーブルについてベッドすると同時にいきなり勝った。もしかしたらこのゲームをやっていれば一生勝ち続けるんじゃないかと思うくらい勝ち続けた。
3時間くらいプレイしていたが、全くマイナスワールドに突入することなくプラス2200香港ドルの勝ちでゲームを終える事ができた。
気分良くリスボアをあとにし、マカオタワーに登った後、定食屋で夕食を食べ宿に戻る。
2月22日
競馬が開催中とのことでバスでマカオ競馬に行く。1着のみを当てる馬券、日本でいうところの単勝で勝負する。100パタカ賭けたがあっけなくハズれた。 競馬で勝負をするつもりもなく、雰囲気を味わえたので満足してすぐに競馬場を出る。
昼過ぎから再びリスボアホテルへ足を運び、昨日に引き続き大小で勝負をする。1回のベッド額は200香港ドル。自信のある時は400ドルに増やして賭ける。
途中、昨日の勝ち分の半分近くを失うまで負けが込むが、後半盛り返し最終的にこの日だけで1100香港ドルの勝利。2日間で3300香港ドル(約5万円)の勝ち。
勝ち逃げするつもりが、リスボアホテルを出てなぜか足が水上カジノに向かう。しかしこの水上カジノがクセモノだったのである。
リスボアと違い水上カジノは人が疎らで、リスボアだと黒山の人だかりだった大小ですらたまに客が一人か二人いる程度、私が大小の席に着いたときには
ディーラーと私だけになっていた。
いざ勝負とミニマムベッドの200香港ドルを賭け続けるが一向に当たる気配がない。そうしてるうちに賭け額が
300、500と増え、最終的にはずっと500香港ドルを賭け続けていた。でも当たったのは2回だけ。わずか5分たらずの間に昨日から2日かけて稼いだ3300香港ドルが
キレイさっぱりなくなってしまった。ディーラの女は常に薄笑いを浮かべていた。絶対インチキをやってたに違いない。とにかくディーラと1対1になったら
絶対に不利なのだ。出目を操作されてしまう。私は重い足取りで水上カジノをあとにした。
その日はあまりものショックで寝れなかった。トータルではプラスマイナスゼロで勝ちもしてなければ損もしてないのだから落ち込む必要もないのだが、
一旦持ち上げられて突き落とされたショックははじめから負け続けた時以上のものがあるのだ。それに2日間かけて稼いだ金をわずか5分たらずの間に
一瞬にして失った事に対する不甲斐なさに腹が立った。翌日、リベンジをする気すら起きず、憔悴しきった状態でマカオを出て中国本土に向かった。
結果 カジノ ±0
競馬 -100パタカ(約1500円)