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china_50.gif(390 byte)2005年ユーラシア大陸横断マカオ編

■通貨 1香港ドル=1パタカ=約15円



旅に出てまだ5日目、これから1年近くの長旅が待っている。香港に4泊した後、マカオにやってきた。マカオ自体はこれで3回目だ。 この先の長旅の事を考えるとここで大負けをする訳にはいかない。できれば勝って旅の資金を稼いでおきたいところだが……

 
▲旅立ちの時。成田空港にて
▲香港のネイザンロード






3月5日
 

2年ぶりのマカオ。宿はまたしても前回と同じ新中央酒店。昼食を済ませ早速リスボアホテルへ。もう初めてここに来た時のような緊張感もない。 リスボアも3度目ともなると自分の庭のような感覚だ。今回も大小をプレイすることにした。人の多さはあいかわらず。大小のテーブルの周りにはもの凄い数の 人だかりができている。いざ賭けるとなると大変だ。人ごみをかき分けテーブルの上にチップを置く。多くの人間が一度に賭ける為、自分がどこにチップを置いたか よく覚えておかなければならない。人のチップとごっちゃになってトラブルになってる客もいた。

人ごみの中でずっと立った状態で賭け続ける。私が賭けてたのは大小の2択で当たれば賭け金が倍になって返ってくる。 ミニマムベッドが200香港ドルなので、200香港ドルをずっと賭け続ける。自信のある時は500香港ドルで勝負した。最初のうちは調子よく当たり続けてたのだが、 +2200香港ドルまでに勝ちが膨らんだ時、調子に乗って1000香港ドル賭けをやってしまい、それをはずしてしまったのだ。そこからは転げ落ちるように負け続け 最終的には-3600香港ドルで終了。リスボアには結局8時間くらいいた。いつもの事だが大きく張ると絶対に負ける。旅のはじめでこの負けは痛い。完全に出鼻を挫かれた形となった。

ホテルを出て安食堂で夕食と共にビールを頼む。そしたらいい感じで酔いがまわってきてなんだか幸せな気分になってきた。なぜかカジノでは大敗したのに 心は満たされている。不思議な気分だ。

ほろ酔い気分で、夜のマカオの街を散策する。まるでヨーロッパの街並みのようだ。この先の旅で同じような光景を目にすることがあるのだろうか? これからはじまる壮大な旅の事を考え思いを巡らせていたら武者震いがしてきた。

 
▲夜のマカオの街並み
 
▲夜のセナド広場




3月6日
 

朝7時に起きて観音像のある所まで歩く。マカオに来たらいつもここに来る。ここに来ると妙に落ち着くのだ。観音像に今後の旅の安全を祈願し、 中国ビザを旅行社に申請に行く。カジノにも行こうと思ったのだが、この先の旅の事を考えるとこれ以上負ける訳にいかず、もうやらない事にした。 そう。これは賢明な選択だと思う。この日はマカオを1日観光して翌日マカオを出国した。

 
▲観音像
▲朝のセナド広場





結果 カジノ -3600香港ドル(約50000円)