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ka.gif(390 byte)初のマレーシア・ゲンティンハイランドカジノ参戦記

■旅の全期間 2011年11月20日~2012年1月10日

■旅程 成田→マレーシア→ラオス→タイ→カンボジア→タイ→マレーシア→台湾→関空→(バス)東京

■通貨 1RM= 約25円



マレーシアは何度か来た事があったのだが、ゲンティンハイランドにあるカジノは初体験。今回こそは旅のカジノ収支をプラスにすべく臨んだゲンティンカジノ。勝敗の行方はいかに?


 
▲クアラルンプールの都市交通
 
▲運転席






2011年11月20日~22日
 

日本に就航したばかりのAIR ASIAで羽田からクアラルンプールに飛ぶ。片道2万5千円程とそこそこ安いが深夜の便のため機内ではほとんど寝れず、マレーシア到着後も睡眠のリズムが狂って 2日間ずっと調子が悪かった。カジノ参戦は23日からなので影響がでなければよいのだが… 到着翌日にクアラルンプール郊外にあるヒンドゥー教の聖地といわれる洞窟に行った。ここでは猿に持っていたペットボトルを奪われた。猿は生意気に俺の目の前でペットボトルのキャップを開けて 中身を飲み干しやがった。旅のはじめからいきなり出鼻を挫かれたような気がした。何か嫌な予感がする。


 
▲洞窟の近くの鉄道駅
 
▲ペットボトルのラベルを取ってるところ。この後、キャップを開けて中身を飲み干す






2011年11月23日~24日
 

午前中にバスでゲンティンハイランドを目指す。ロープウェイの乗り継ぎ地点の山の中腹まで1時間ほどで着いた。その後、ロープウェイに乗り換えさらに20分でゲンティンハイランドのある 山頂に到着。クアラルンプールでは30度以上の気温があったが、ゲンティンは標高が高く肌寒い。

ゲンティンハイランドはいくつかのホテルに分かれており、ホテルに囲まれた中央にカジノの入った建物がある。ホテルとカジノは連絡通路で結ばれており、外にでなくても自由に行き来できる。



 
▲ロープウェイに乗り換え山頂を目指す
 
▲ホテルとカジノの連絡通路。このような通路が無数に張り巡らされている。





この日は日帰りでクアラルンプールに帰る予定だったが、念のため飛び込みで宿泊できるのかフロントに聞いてみたら、その日は満室とのこと。平日なのに…。宿泊するつもりなら相当前から予約した方がよさそうだ。 早速カジノ場に足を運び、まずはサービスカウンターでメンバーズカードを作ってもらうことに。このカードでポイントを貯めれば食事や帰りのバスやロープウェイが無料で利用できるのだ。 ポイント数によっては次回の宿泊代も無料になる(要事前予約)

カジノ場は2フロアしかないがそれぞれのフロアがとてつもなく広い。ちょっと歩くだけですぐに迷子になってしまう。そして 人の多さが半端じゃない。どこに行っても人の山。こいつら平日の昼間から何をやってんだ?(オレモナ)。ガイドブックには服装チェックが厳しいとあったが、ほとんどチェックらしいものは なかった。半そでのTシャツや短パンといった極端にラフな格好でなければ問題ないように思う。ちなみに私は長袖のカジュアルシャツ(襟付き)とGパンだった。


カジノの種類はルーレット、バカラ、ポーカー、スロットと何でもあるが、私は無論ルーレット以外はプレイしないので、早速機械式のルーレットをプレイすることに。 最初は調子よく+200RM(5000円)くらいまでいったのだがそこを頂点にそれ以上増える事もなくやればやる程手持ちの資金は減っていく。 ディーラー形式のルーレットに移るも大勝することもなく、順調に負け続け、上のフロアに移ってからは人生初の30連敗!これは酷かった。2時間半くらいの間全く当たらない。 2倍~3倍のところを中心に賭けてるのに全く当たらない。確率論からいったら絶対にありえない奇跡が起きた!この時点で日本円で5万円ほどの負け(まだ予算の範囲内) 20時過ぎ気分転換にレストランで遅めの夕食。現金で20RM(500円)程とマレーシアの物価としては高め。この時点ではカードのポイントが足らず現金払い。

レストランで夕食を取り終わってから大変な事に気付いた。「そういえばクアラルンプール行きの最終バスが出るのが20時~21時くらいだったな」そう。 最終バスの時間もろくに確認せずにプレイに夢中になっていたのだ。この時点ですでに21時前。急いでロープウェイに乗り山の中腹にあるバスターミナルに向かう。外は雨が降っていた。バスターミナルに着くと 誰もいない…バスチケットを売るカウンターも閉まってる。バスの時刻表を見るとクアラルンプール行き最終バスは20時半。翌朝の始発は9時らしい。これは困った事になった。 ホテルも満員だし、朝までカジノで過ごすしかないようだ。荷物はクアラルンプールの安宿に置いてあるのでシャワーも浴びれない。しかし大変な事になったという気持ちの反面 またカジノで負けを取り返すチャンスが出来て内心喜んでいる自分もいた。静まり返ったロープウェイ乗り場から一人寂しくロープウェイに乗り 頂上に戻る。夜のゲンティンハイランドは何となく不気味だ。

 
▲誰もいない夜のロープウェイ乗り場。
 
▲夜のゲンティンハイランド





頂上に戻るとすぐに機械式ルーレットを再開。いつもどこのカジノでもそうだが、一旦時間を置いてまた再開すると 今までの流れと大きく流れが変わることがある。この時もそうだった。戻るなり連戦連勝。マイナス5万円から一気にプラスマイナスゼロ 近くまで取り戻した。しかしそこで止めておけばよいものを意地でもプラスで終えてやるという変な意地が沸いてきて 勝負を続けた結果、流れがまた悪い方向に向かい、連敗街道まっしぐら。台を移っても流れは変わることなく、明け方5時には 予算を大きく上回る14万円近くの負けまでいってしまったのである。この時点で手持ちの現金は底をつき、2ヶ月近い旅はまだ始まったばかりなのに、旅の予算の大半を使い切ってしまったのである(笑) 驚きである。馬鹿丸出しである。(結局このあとカンボジアのカジノでも6万円追加で負けて旅の負けのトータルは20万円に到達した) ロープウェイの始発まで4時間ほど館内を歩き回って時間を潰し始発のバスでクアラルンプールに戻った。この日はラオスのビエンチャン行きのフライトが正午過ぎに入っていたので強烈な睡魔のなか 宿に戻るなり荷物をまとめ、大急ぎでタクシーに飛び乗り空港に向かったのである。


編集後記
 

大敗はしたが、クレジットカードがあったので旅は続ける事ができました。しかし今回は自分の愚かさにつくづく嫌気がさしました。本音としてはギャンブルはもう懲り懲りです。 でも世界のカジノはまだまだ行ってないところがあるのでリポート目的で足を運びます。サイトもまだまだ更新していきたいですしね。でも実際プレイしたとしても数百円程度だろうな。 大金を賭けてプレイする事はもう二度とないでしょう。それではまたどこかで。




結果  -200000円