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2009年東南アジア・中国カジノ参戦記

■旅の全期間 2009年3月4日~2009年4月22日

■旅程 成田→タイ→ラオス→タイ→カンボジア→タイ →マカオ→香港→中国→神戸→大阪→東京




プロローグ

日本の生活でストレスがMAXになったので海外に脱出することに。今回の旅は1ヵ月半といつもと比べて短め。旅のメインはもちろんマカオとポイペットの カジノ。物語の中心はこの旅で最もスリリングだったポイペットのカジノ。マカオでは単調な勝負だったので簡単な結果のみをお伝えします。

カジノに行くからには勝つ気満々で出陣するのだが……結局カンボジア人に銀行のカードを預けておまけに暗証番号まで教えるという事態に陥る事に。



1バーツ=約2.8円
1香港ドル=約15円












参戦記


ポイペットまでの道


20時成田発のノースウエスト航空21便でバンコクにやってきた。久々のバンコク。バンコクは回数にすれば10回以上来ているが、 日本からの直行便で来るのは初海外旅行の1999年以来2回目だ。バンコクのスワンナプーム国際空港に着いてタクシーを使いカオサンの 定宿に着いたのは深夜2時過ぎだった。

▲カオサンの定宿 質素な部屋だ
 
▲バンコクのチャオプラヤ川




タイに来ても特にやる事はないので、ノーンカイまでの列車のチケットを取りラオスに向かう事にした。カジノの前にラオスに行って日本で溜まった疲れを取るのだ。 3月8日ラオスのビエンチャンにある宿にチェックインする。前にも泊まった事のある宿だ。部屋を見せてもらうとテーブルがなかったので、フロントの従業員に テーブルを付けてくれと頼んだらOKとの返事。しかしいつまで経ってもテーブルを持ってくる気配が無い。4~5回ほどテーブルを催促して5回目くらいに やっとテーブルを持って来た。そいつは俺の顔を見るたびにテーブルの話をしていた。よく顔をみると前歯がなく帽子を斜めにかぶっておりユニークな顔をしていたので 特に文句は言わなかった。

ラオスには結局12日間滞在したのだが、最後の3日間は食中毒に罹り高熱を併発しずっと寝たきりだった。 ラオスは衛生状態が悪いため毎回行く度に体を壊すのだ。

▲ノーンカイ行きの寝台列車のなか ベッドを作る前
 
▲ベッドができたのでビールを飲んで車窓を楽しむ





ポイペットでの勝負1日目

タイに戻り1週間ほどゆっくりして体調が回復したので、いざ勝負!カンボジア・ポイペットへ。 勝負の場所はいつものホリデーパレス。朝10時にホテルにチェックインして、1万バーツでプロモーションチップを買う。 これで1300バーツの部屋代はタダになる。ポイペットでやるのはルーレットのみ。ディーラーの台と機械式ルーレットの台を行ったり来たり。 これだけ何度も来ていれば自然とディーラの顔も覚えてきた。ディーラーはカンボジア人が中心だが、ポイペットの他のホテルでは 東南アジアのカジノ先進国フィリピンやマレーシアからの出稼ぎディーラもよく見掛けた。

勝負の方は一回あたり2~3倍のところに500バーツ~1000バーツ 賭けをやっていたのだが、全く調子が乗らずこの日64000円ほど負けた。カジノホールをあとにしたのは夜中の2時過ぎだった。

▲ラオスの古都世界遺産のルアンパバーン
 
▲ルアンパバーンの夜市



勝負2日目~3日目・カンボジア人に銀行のカードを預け暗証番号を教える


昨日の負けで手持ちのバーツがすべて無くなったので、フロントでATMの場所を聞く。しかしホテル内にはATMがないらしい。 後で知った事だが、ホテルの敷地を出たすぐの所にドル紙幣専用のATMがあったのだ、しかしこの時はそんな事もつゆ知らず。 ホテルの用意したATMサービスを利用する事に。ATMサービスとは300バーツの手数料を払うとホテルに雇われたバイクタクシーの運転手が ポイペットの街中にあるATMから金を引き出してきてくれるというサービスなのだ。しかしその為にはバイクタクシーの運転手に自分の銀行カードを渡し、 暗証番号を教えなくてはならないという。バイクタクシーの運転手の風貌を見るととても信用できそうにない。カンボジアのバイクタクシーの運転手と言えば 旅行者を殺して金を奪ったり、売春の斡旋や麻薬の密売をやったりと悪評が高いのだ。しかし銀行のカードには10万円ほどしか残高がなかったので 一か八か賭けに出た。運転手は信用できないが、ホテルのフロントを通している以上は変な事もできないだろうと踏んだのだ。

結局1万5千バーツ分だけカードから引き出してもらうように依頼する。運転手は20分ほどで戻ってきた。カードと1万5千バーツを受け取り、 手数料300バーツを手渡す。ホテルにインターネットコーナーがあったので、指定の金額だけが引き出されているかチェックする。

しかし全く問題なかった。運転手を本気で疑ったことが申し訳なく思えてきた。 運転手はその後、機械式ルーレットで嬉しそうに遊んでいた。私の手数料が原資になっているに違いない。300バーツといえばカンボジア人の平均的な日収を 軽く上回る額だ。しかし、ここはカジノ。経験から言ってこの300バーツは1時間以内に消えてなくなるだろう。

私の勝負の方も然り、引き出してきてもらった1万5千バーツもこの後2日間のプレイできれいに消えてなくなったのである。

勝負4日目


3日間で10万円以上の大金を失い。重い足取りでホリデーパレスを後にする。ホテルを出たらすぐにATMを見つけた。手数料を払って暗証番号を教えてリスクを負ってまでカードを預けた のは何だったんだ?そのATMはドル紙幣しか引き出せないのだが、ついつい魔が差して300ドル引き出してしまった。そしてその足で近くの別のホテルのカジノホールに行き 再びルーレットで勝負をする。しかしその300ドルもあっという間に消えてなくなってしまった。

カンボジア結果 -13200円



マカオでの勝負


カンボジアでの敗退の後、タイに戻り、バンコクからエアーアジアでマカオに飛ぶ。そしてマカオでの3日間の連戦で勝利を収め10万円を取り戻す。 クレジットカードでキャッシングをして勝負に挑んだのだが一時、負けのトータルがカンボジア分と合わせて-22万までいった時は焦った。 最終的にマカオでは大勝し、この旅での負け額のトータルは-32000円で済んだのだ。

その後、香港を観光し、中国大陸に渡って買い付け市場の下見をしてから船で日本に帰国した。

旅全体のトータル -32000円



▲上海の豫園
 
▲上海動物園のゴリラ この後しばらく睨み合ってた